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医療用プリントメディア
ソニーストレージメディアマニュファクチャリング(株)多賀城サイトでは、医療用プリントメディアの生産を行っています。
(2013年 ISO13485 医療機器品質マネジメントシステム国際規格 取得)
プリントメディアの主な用途は超音波診断、内視鏡、および外科手術用といった医療画像出力用となり、これらの診断装置へ搭載されるプリンター用となります。
ソニーのシステムは医療用の各分野で活躍し、特に超音波向けシステムでは世界シェアの70%を占めています。
印刷方式
昇華方式 | インクジェット方式 | 銀塩 | |
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メリット | 早い 綺麗 汚れに強い |
文字に強い | 綺麗 |
デメリット | 文字に弱い | 画像保存性 乾燥必要 |
現像が必要 ミスショット有り |
印刷の方式には何種類かありますが、ソニーでは昇華方式を扱っています。
昇華方式の仕組み
昇華方式はソニーオリジナル技術、80年代半ばのMavigraphシステムが起源となります。
昇華性染料インクを塗ったリボンと、染料インクが定着する受容層を塗った印画紙を重ねてサーマルヘッドから熱を加えます。
加熱されたインク層からは、色素分子が気体となって(昇華)受容層に移動していき、印画が行われます。
転写するインクの量は加える熱エネルギーに応じて変化させることができます。これを濃度階調といいます。
濃度階調はドット毎に濃淡を変化させて滑らかに階調を表現できます。色の濃淡を直接表現できるので、優れた写真画質を得られるのが特徴です。
色の表現
色の表現方法には、『加法混色』と『減法混色』という2つがあります。ソニーで扱うプリントメディア製品には『減法混色』が用いられ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の組み合わせによって色彩を表現しています。YMC3色を等量で混色した場合、黒色になります。
ソニーのプリントメディアを支える技術
ソニーでは医療用プリントメディアにおいて、様々な技術領域を用いて取り組み、高い品質と安定性能を持つ製品を供給しています。
高品質メディアで確かな情報伝達
近年になって医療技術は著しい進化をみせており、超音波診断一つをとっても更なる高解像度が必要になってきています。
プリントメディアは高解像度化技術に対応して正しい診断結果に結びつけることで、たくさんの医療現場で活躍しています。また、優れた画像保存性を有し、長期保存も可能です。
ソニーストレージメディアマニュファクチャリング(株)は世界の患者様の健康と幸せのため、高品質メディアを提供していきます。